本を読めるようになるお勧めの方法
こんにちは。
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本を読めるようになるお勧めの方法
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1. 本を読む動機と背景について
今回のテーマは「本を読む方法」です。このテーマを選んだ背景には、「よく本を読むね」と言われることが多かったからです。
また、私が中小企業診断士として活動していることもあり、広範で浅い知識が求められるため、本を読むことは半分仕事とも言えます。ちなみに、私が少年時代には本を読む習慣はありませんでした。
2. 本を読む障壁とその課題
実の所私自身、少年時代は本を読むことが苦手だった、というよりも読んでいませんでした。理由としては、「分厚いから」「内容がわからない」「核心まで長い」「面白くない」といった点が挙げられます。
本を読むようになったのは、大学生になったあたりでしょうか。このころは、特に4年生は「診断士試験のために」と紹介された本を手当たり次第に読んでいました。
3. 本を読むための具体的な方法とその効果
それでは、私が実践している本を読むために方法を三つご紹介させていただきます。
3.1 方法1:説明するように読む
本を読んでいる時に、難しいと感じることはありませんか?そんな時に、なんとなくで読んでしまうと人間の記憶には定着し辛いのです。なんとなくで、読んでしまうと、覚えたつもりになってしまい、いざという時に、役に立ってくれません。
そのため、読んでいる時から、役に立つ情報へと昇華させておけばいいのです。
では、どのようにすればいいのかが、説明できるようにするということです。
本を読んでいて理解し辛い所や、大切だと思えるところがでてきたら、誰かに理解させるつもりで説明しながら読んでください。
実際に声に出す必要はないですよ(笑)
※一回本屋でやってしまいました…
自分ができないことを、人に教えることはしないし、できませんよね。それと一緒です。誰かに説明するつもりで読めば、自ずと内容が頭に入ってきます。むしろ、理解できていないと 説明できません。また、人間の脳は構造上、頻繁に使う情報は大切だと認識して、脳が覚えようとします。つまり、説明する=使う、ということは、脳が必要だと考えて、記憶しようとします。これを繰り返すことが、記憶を定着させるコツです。
# 3.2 方法2:目的を持って読む
本を読む目的はどうしですか?趣味が読書の人は、本を読むことが目的だと思います。また、感動する本が読みたいや、胸が熱くなる本が読みたい等が目的の人もいます。加えて、私のような人間だと、貯えたい知識を得ることが目的です。
本を読むのが苦手な人は、目的なく読もうとしているきらいがあります。これだと本は読めません。元々そうだった人間が言うのです。保障します。
では、なぜ目的が重要なのかというと、目的なく読んでしまうとただただ、無駄な文字が
襲ってくるだけだからです。しかし、目的を決めて読むと、脳が無駄な文字を排除しようとします。
例えば、ニュースや新聞を読んでいて、その内容すべて覚えていますか?おそらくいないはずです。絶対記憶能力がある人などは別だと思いますが。そもそも、ニュースや新聞を読む目的って、それをきっかけに何かをする(Ex:雑談、投資等)という目的がありませんか?そして、その情報は記憶していたり、実際に活用したりしますよね。
人間の脳は興味のある情報または覚えようとしている情報しか、覚えようとしません。
脳には正常な許容量があってそれを超える情報を詰め込むと脳がパニックを起こしてしまうからです。
例えば、私が融資営業時代にやっていたことをご紹介します。ある社長に「この本面白いよ」と言われると、“どこがおもしろかったか次回の面談時に報告する“という目的をもって読んでいました。そして、これを実践すると相手は、グッと信用してくれるようになります。
これには、理由があり、過去の担当者は適当な相槌を打つだけで、社長の話を真剣に聞いていなかったみたいです。それにもかかわらず、お金を借りてほしい時だけ、すり寄ってくる姿勢にうんざりしていたと言われました。
このように、目的をもって本を読むと内容がすんなりと理解できるだけでなく、副次的な効果も生んでくれます。
# 3.3 方法3:全てを読む必要はない
そもそも、本が読めない人に共通している点は、全部読もうとしていることです。
※ソースは私
本の内容なんて、ひどい場合は、著者自らでさえ8割くらい忘れています(笑)加えて、自分にとって必要な情報もしくは大切な情報しか書かれていない本なんてないと思います。
例えば、筋トレを始めるとして、持つこともやっとな重量のダンベルから始めますか?まずは、今の自分にあった重量や回数を決めて、そこから、体を慣らして、重量や回数を増やしていきますよね。
それと一緒です。本を読むときもいきなり全てのページを読むのではなく、まずは、少しずつ読んでいくことが大切です。二つ目の「目的を持って読む」とも関わってきますが、目的の部分が突破できれば後は読まなくてもいいです。(※もちろん読んだ方がいいのですが、無理する必要はないということです。)また、先ほど記述したように、本の内容が100%必要な情報かと言われれば、怪しい所です。
個人的な感想ですけど、終盤まで楽しく読めた本ってない気がします。※ビジネス系に限る
三つ目を一言でまとめるのであれば、“そう構えなくても良い”ということです。(笑)2割しか読まなくていいと考えると気楽に読めそうではないですか?
4. 副次的な効果とその重要性
本を読むと人間として豊かになるということはよくよく言われますが、これを研究した結果の論文も出ています。これらの方法を実践することで、記憶に定着しやすくなります。また、副次的な効果として、他人からの信用が高まる、自己啓発に繋がるといった点があります。
5. 総括と今後の展望
最後に、本を読む際には高尚に考えすぎないようにしましょう。童話レベルの本から始めても全く問題ありません。私自身のお勧めは『星の王子さま』です。
それでは、次回もどうぞよろしくお願いいたします